2025年版:研究室ホームページ制作の費用相場と、科研費・予算申請を通すための見積もりのコツ

研究成果の広報、優秀な学生の募集、そして共同研究のオファー獲得において、研究室ホームページの重要性は2025年も高まる一方です。
しかし、多くの先生方が直面するのが「いくらかかるのか(費用相場)」「大学の予算や科研費でどう処理するか(事務手続き)」という問題です。

本記事では、大学・研究室のWeb制作で27期目(創業25年以上)の実績を持つ株式会社ディーアイケイ(DIK)が、最新の費用相場と、スムーズに予算申請を通すための見積もりのポイントを解説します。

研究室ホームページ制作の費用相場【2025年最新】

研究室のホームページ制作にかかる費用は、依頼先(自作、フリーランス、専門業者)と制作規模によって大きく異なります。

研究室ホームページ制作の比較:自作と専門業者
自作か外注か、予算と手間のバランスは重要な検討事項です。

依頼先別の費用比較表

AI時代においては、セキュリティやアクセシビリティ(JIS規格)への配慮も求められるため、単なる「安さ」だけでなく「継続的な安全性」も考慮する必要があります。

依頼先制作費用の目安メリットデメリット・リスク
大学院生・自作0円〜数万円安価卒業後に更新が止まる(属人化)、セキュリティ脆弱性
格安・フリーランス10万円〜30万円比較的安価大学特有の会計ルールに不慣れ、サポート体制が不安定
専門制作会社30万円〜100万円高品質・高セキュリティ費用はかかるが、長期運用と事務手続きが安心

DIKの制作プラン(目安)

大学・研究機関に特化したDIKでは、明確なパッケージプランをご用意しています。

  • クイックプラン(小規模向け):27.5万円(税込)〜
    平均受注価格帯:44万円〜55万円
    内容:トップページ+5ページ程度(メンバー紹介、業績リストなど)。テンプレート活用で短納期・低コストを実現。
  • スタンダードプラン(標準):66万円(税込)〜
    平均受注価格帯:77万円〜99万円
    内容:15ページ程度。英語版ページの併設や、メンバー専用ページなども対応可能。
  • フリープラン(大規模・公式サイト):100万円(税込)〜
    完全オーダーメイドのデザインや特殊機能の実装に対応。

科研費・校費で制作するための「見積もりのコツ」

大学の予算(校費)や、科研費(科学研究費助成事業)、AMED、MOONSHOT型などの競争的資金でホームページを作成する場合、一般的な企業取引とは異なる「大学特有のルール」への対応が必須です。

大学の事務室で見積書と科研費申請書類を確認する様子
スムーズな予算申請には、大学のルールに精通した業者との連携が不可欠です。

予算申請をスムーズに通すためには、以下の3つのポイントを押さえた見積書が必要です。

1. 「年度内納品」のスケジュールを明記する

多くの公的予算は単年度会計です。特に1月〜3月の繁忙期に依頼する場合、「3月31日までに検収(納品完了)が可能か」が審査の重要ポイントになります。
見積書や提案書には「納期:202X年3月〇日(年度内納品確約)」といった文言を入れてもらうと、事務方の確認がスムーズになります。

2. 「制作費」と「保守費」を明確に分ける

予算の費目によっては、「物品・役務(イニシャルコスト)」と「月額運用費(ランニングコスト)」を別々に計上する必要があります。

  • 制作費一式: 〇〇万円(科研費の「その他」や「物品費」で支出)
  • 保守管理費: 月額〇〇円(校費や間接経費で支出する場合も)

このように、費目ごとの内訳が明確な見積書を発行できる業者を選びましょう。

3. インボイス制度への対応

2023年10月より開始されたインボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応した領収書・請求書でないと、大学側で経費処理ができないケースが増えています。
依頼する制作会社が適格請求書発行事業者であるかを必ず確認してください。

DIKの登録番号:T1030001061500

忘れがちな「保守・セキュリティ」の費用

ホームページは「作って終わり」ではありません。特に大学サーバーではなく外部サーバー(AWSやレンタルサーバー)を利用する場合、セキュリティ対策は必須です。放置されたWordPressサイトは、改ざんや乗っ取りの標的になりやすいためです。

研究室ホームページのセキュリティ対策イメージ
専門的な保守管理により、外部の脅威から研究室の大切な情報を守ります。

研究室Web運用の最適解

忙しい先生や学生に代わり、プロが管理する保守契約を結ぶのが一般的です。

  • DIKの保守プラン(例):月額16,500円(税込)〜
  • ドメイン・サーバー費用込み
  • WordPressやプラグインのセキュリティアップデートを実施
  • ここがポイント: 年間一括払い(年額198,000円〜)に対応しており、年度予算での支払いが可能です。

まとめ:失敗しない業者選びは「大学案件の実績」で決まる

研究室のホームページ制作は、単なるデザイン作業ではなく、「大学の会計ルールへの理解」「長期的なセキュリティ管理」が求められる専門分野です。

DIK(株式会社ディーアイケイ)は、創業以来25年以上にわたり、東京大学、東北大学をはじめとする国公立大学・研究機関で700サイト以上の制作実績があります。「見積書の書き方」から「科研費での支払いスケジュール」まで、先生方の事務負担を最小限にするサポートが可能です。

「今年度の予算で間に合うか?」「まずは概算見積もりが欲しい」といったご相談も、Zoom等で全国対応しております。お気軽にお問い合わせください。


よくある質問(Q&A)

Q:科研費(直接経費)でホームページ作成費用を支払えますか?
A: はい、可能です。多くの研究室で「研究成果公開促進費」や「その他」の費目として処理されています。DIKでは大学指定の様式(見積書・納品書・請求書)での発行に対応しています。

Q:制作期間はどのくらいかかりますか?
A: プランによりますが、原稿が揃ってから約1ヶ月〜2ヶ月程度が目安です。年度末(2月・3月)の納品をご希望の場合は、お早めにご相談ください。

Q:サーバーやドメインの知識が全くありませんが大丈夫ですか?
A: はい、問題ありません。ドメインの取得からサーバーの選定・設定まで、すべて弊社で代行・管理する「丸投げ」プランもご用意しています。

Q:英語ページの制作や翻訳も依頼できますか?
A: はい、可能です。ネイティブチェックを含めた翻訳業務や、AI翻訳ツールの導入支援も行っています。

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2025年12月14日
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